東京学芸大学
附属竹早小学校同窓会
 


母校より



平成25年度卒業生2組を担任されました、清水先生より同窓会へご寄稿いただきました。

 

「誠」の意味

清水 大

 平成25年度卒業生のみなさん、同窓会入会おめでとうございます。

 さて、私事ですが、私も10年間勤めてきた竹早小学校を、この春卒業しました。そして、違う環境の中に身を置きながら、
この卒業生と過ごした2年間を、思い出しています。

 そうした中でよく思い出すのが、友達関係で悩んできた子どもたちの姿です。一人ひとりが様々な思いをもって過ごす学校生活の中で、その思いお互い向き合い、受け止めていこうとしてきた子どもたちの姿です。

 休み時間のちょっとしたトラブル。やり過ごすこともできるだろうに、向き合うことは苦しいはずなのに、何時間も話し合っていた
子どもたち。そして、その話し合いの後、お互いの気持ちを知り、感動して涙するある男の子。

 誤解や偏見から、友達の中になかなか受け入れられず悩んでいた子。学校に行くことも辛かったでしょうが、クラスや友達、
担任や学校を信じて学校に通い続けました。そして、最後は最高の笑顔で卒業していきました。

 この子たちから学んだことは「向き合うこと」「信じること」です。新しい環境で、竹早を思い出しながら心がけていることです。
これは竹早小学校の校訓である「誠」に他ならないと思っています。

 「誠」の巣を飛び立った子どもたちではありますが、既にその巣を飛び立ち、様々な場でご活躍されている先輩方のご支援を、
今後も末永くお願いいたします。そして、この「誠」を引き継ぐ同窓会の発展と、卒業生皆様のご活躍を祈念いたしております。


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